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アクターラインシステム

アクターラインシステムとは

生ごみを、厨房に設置した粉砕機で液状化し、ポンプでパイプラインを通じて厨芥脱水機まで搬送して減量します。
集団給食の生命線である衛生上の観点と、大幅な省力に寄与する生ごみ処理装置です。
粉砕機を2〜3台設置し、調整タンクを通じて1台の厨芥脱水機に集約することも可能です。
また、連続処理方式なので大量処理にも適しています。
メカニックな処理機であり、電熱は利用しないので低いランニングコストで済み、保守管理も容易です。
これに対して、バイオ処理機などのいわゆる「生ごみ処理機」には生ごみの輸送機能はなく、大幅に減量するという廃棄物減量の視点からの装置です。生物を使った科学的な処理機(乾燥式は除く)が主体です。
最近では、厨芥処理システムと、バイオ処理機などをドッキングさせて併用するプランが増えています。

アクターライン説明図
  • 粉砕ポンプ流し台・厨芥脱水機・制御盤からなり、必要に応じて調整タンク・ポリバケツ交換機(オートチェンジャー)などのオプション機器を使用します。洗浄コーナーでは食器・食缶洗浄ラインに組み入れて下膳ごみを、また食材検収室等では野菜くずなどの下処理ごみを加水粉砕して液状化(スラリー)にし、スラリー配管を通じて集積場の厨芥脱水機に送って固液分離し、固形物はおから状の処理かす(処理ケーキ)にしてポリバケツで回収し、廃液は浄化槽などの廃水処理施設、または下水道に放流します。
  • 運転は粉砕側からのオン・オフ操作による全自動です。 処理が終わったあとは、機械と配管内部を自動的に洗浄します。
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